プロのタクシー運転手としては、
お客さんが指定した目的地まで出来るだけ最短距離でスマートに向かいたいものです。
…僕はそう思っています(笑)
しかし、必ずしも最短距離がお客さんにとっての正解ではありません。
正解はお客さんの好みのルートだと思います。
目的地までのルートが一本道でない限り、お客さんに希望のルートを確認した方が無難です。
理由は、例えば距離は短くても信号が多かったり、道が混んでいたりなどの交通上の問題や、
・知らない道は通りたくない。
・道がガタガタしてるから通りたくない。
・イヤな思い出があるから通りたくない。
などのお客さんの好みが絡んできたりすることもあるためです。
仮にお客さんから
「お任せで」
と言われても、
「それでは◯◯街道の△△の信号を右に曲がるルートで行きますね」
といった具合にルートを伝えた方が、お客さんからの返事によって自分が聞き間違えてないか確認ができるし、仮に渋滞に引っ掛かったとしてもお客さんがオーケーを出したということで、気まずさが軽減されるような気がするような…しないような…(´Д`)
目的地がタクシー運転手にとっての定番ルート上であっても、お客さんの頭の中で描いているルートと大幅に異なっていると遠回りされたと疑われてしまいます。
また、ルートを確認することで運転する側としても、どの道がお客さんにとって正解なのかという不安要素を取り除くことができます。
なので、正解はお客さんの好みのルートだと僕は思います。
たかがルート確認と思われるかもしれませんが、聞き間違い、クレーム防止にもなり、さらにはこれがきっかけでコミュニケーションが円滑になり、ときにはチップを頂くこともあります。
…まぁ~実際ほとんどの場合はタクシーの定番ルートでなんとかなるし、ルートに指定がある場合はお客さんから「このルートを通って~」って伝えてくれます♪
ホントに助かる(^^)
とは言っても、ルート確認はタクシー運転手のにとって大切な基本の基ですので、今後も励行していこうと思います。