今回は、タクシー運転手は方向オンチでも大丈夫なの?をテーマに書いていきたいと思います。
・紙の地図使う時、回転させなくても目的地に辿り着ける。
・一度通った道は忘れない。
・数回走っただけで道の繋がりが理解できて、右左折して近道ができる。
・数年ぶりに遠出した先で「たしかここを右に曲がった所にコンビニがあったよね」みたいに思い出すことができる。
などなど、どれか一つでもいいのでこんな神業ができる人、身近に一人や二人はいるんじゃないでしょうか。
「もしかしてタクシー運転手って、こんな特殊能力を持ち合わせた精鋭集団なの?」
なんて思われてる方もいらっしゃるかもしれませんが(笑)、全くそんなことはありません。
なんたって、僕はめちゃくちゃ方向オンチなんです。
僕がどの程度方向オンチかというと、
・住宅街に入って2~3回曲がったらもう方向感覚がわからなくなる。
・細かい道ではナビの走行軌跡線が無いと、来た道を戻ることが難しい。
・しばしば訪れる場所でも、しばらく行かなくなるとかなり曖昧になってしまう。
・目的地が知ってる場所でも、出発する時の車の向きによっては、ナビを確認しないと目的地の方角が掴めない。
などなど、「タクシー運転手としてどうなの?」みたいな状態ですが…なんとかなってます。
こんな方向感覚が悲惨な状態でも、今はカーナビという素晴らしい文明の利器があるので全く問題ありません。
ここでいうカーナビの活用法は、目的地までのルートを検索するわけではなく、方角を把握するために使います。
いまから解説に入りますが、大前提として
1、僕は【道が覚えられないこと】と【方向オンチ】は切り離して考えていること。
2、営業エリア内の道は問題なく走ることができること。
この2点を留意して読んでいただければと思います。
まず、【道が覚えられない】という問題は、時間が解決してくれます。
マジで時間でどうにかなります。
これについてはまた後日、詳しく記事にしたいと思います。
しかし【方向オンチ】はそうもいきません(笑)
僕はもう同じエリアを4年以上走ってますが、よく通っている格子状の住宅街やゴチャついた繁華街に入り、2~3回右左折すると、
「あれ、この交差点は右でいいのか?あれ、どっちだ?」
となってしまいます(´へ`;)
これはまさに【道が覚えられないこと】と【方向オンチ】は別だからだと思います。
(…それとも勉強不足?)
例えば、知ってる場所でも北を向いてる時の景色とそれ以外の景色は全く違います。
この違いが方向オンチか否かで、もろに影響が出ます。
街の中心部を貫く大通りは走る頻度が多く、目印になるようなもの多いので方角を掴みやすいですが、それに比べて格子状に家が沢山ある住宅街や、ゴチャついた繁華街は、目印になりやすいものがありません。
方向感覚があれば住宅街や繁華街に入っても、方向感覚に従えば出発地点に戻れますが、方向オンチはそれができません。
なんとかしようと走れば走るほどオシャカポンです。
プロとして、このままではいけないと思い、なんとか方向オンチを克服しようと努力しましたが…無理でした。
もはや努力する気が失せるくらい改善する兆しが見えないので、方向オンチ克服は諦めました。
でも、その問題はナビが解決してくれました。
ナビには走ったルートに点線が表示される、【走行軌跡線】というものがあり、それを辿るだけで元の場所に戻れるのです♪
もう最高。
これをうまく使うだけで、万事解決です。
一方通行のために元の道を辿れない場合は、別の道から走行軌跡線に向かえばいいだけです。
ナビを広域表示にすればに大通りに戻るのもラクラクです。
なので、タクシー運転手は方向オンチでも全く問題ありません。
視力が悪ければ眼鏡を掛けるように、方向オンチならナビを使えばいいのです。
究極を突き詰めれば、住宅街だろうが繁華街だろうが、東西南北どこを向いていても問題ないっていうのが本来の「道を覚えた」ということになるかもしれませんが、そんなんしてたら、僕は脳がパンクしておしまいです。
以上です(^^)