感覚のズレというのは、ときに自分の想像をこえる速度で大きくなっていくものです。
現在、育休中の僕は外出機会が少なく、出かけるとしてもほぼ車移動。
冬の寒さをガチガチに感じる機会はほとんどありません。
家の中は赤ちゃんのために常に室温21度、湿度50〜60%。まさに快適そのもの。
そんな生活を2ヶ月ほど続けていたある日、奥さんから「ぎょうざの満洲で餃子を買ってきて」と頼まれました。
ミルクやオムツ代などで色々お金がかかるから駐車場代を浮かせていので、徒歩で出発。
玄関を開けた瞬間「寒い!」とは思いましたが、すぐ着くだろうとタカを括って、数年前にタカハシで買った安いパーカー、中は半袖シャツ、靴はクロックスのスタイルで歩き始めました。
ところが、歩き始めて2分で後悔することに…
寒さのあまり、体がガタガタと震え始め、気持ちが参ってしまい、そのせいもあるのか、とんでもなく距離が遠く感じるのです。
出発時は10分程度で着くだろうとみていましたが、結局、目的地に到着まで約20分ちかくかかりました。
あまりの寒さに、当初の「餃子をパパッと買ってサッサと帰る」という予定を変更し、店内で塩ラーメンを食べることにしました。
(…駐車場代を浮かせるために歩いてきたのに、ラーメンを食べる(笑))
冷え切った体に温かいスープが染み渡り、一気に鼻水が溢れ出す。
「ラーメンってこんなに美味しかったっけ……」と、幸せの味を噛み締めました。
会計を済ませて店を出たときには体もポカポカ。
「よし、このまま温かいうちに帰ろう♪」と意気揚々と歩き出しましたが、恐らく歩きはじめて2分程度で全身が冷えきった。
温かさをキープして帰るなんて、走らない限り無理、絶対。
やっぱり、感覚のズレというのは、ときに自分の想像をこえる速度で大きくなっていくのです。

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