目的地まで1本道とか、「このルート以外はどう考えても遠回りだよね」というパターン以外は、運転手から目的地までのルートを確認されると思います。
(実際はルート確認しない運転手も多いようですが…)
そこで今回は、タクシー運転手が目的地までのルートを確認すべき3つの理由と、僕のルートの確認方法を書いていきたいと思います。
この記事では頭の中で目的地までのルートを大まかにという想定できるという設定で書いていきます。
1、必ずしも最短ルートが正解ではない。
お客さんを安全、快適、迅速に目的地までお送りするのがタクシー運転手の仕事ですが、迅速だから最短距離でなければならない、というわけではありません。
なぜなら、必ずしも最短ルートがお客さんにとっての正解のルートではないからです。
大抵はルートを確認しても運転手にお任せがほとんどですが、たまにルートを指定してくることがあります。
その時はそれに従い、もっと近い道を知ってたとしても、別に提案する必要はないと僕は思っています。
その道を選ぶのはお客さんなりの事情があるからです。
最短ルートだとしても、路面がガタガタするからイヤだとか、乗り物に酔いやすいからカーブが多い道が苦手、交通量が多いから怖いなどがあります。
また、AとBのルートがあって、両方ともほぼ同じような距離、混み具合だとしても、お客さんが通り慣れてない道だと、人によっては遠回りされたと感じられるパターンもありますので、トラブル防止のためにもルート確認はしておいた方が良いと思います。
2、お互いの勘違いの防止になる。
目的地の町名が、他と似たような所がある場合、「あれ?○○街道には○○学校は無いぞ」と、自分の思い違いに気付くことがあります。
また、これはレアなケースですが、お客さんが目的地をいい間違えるということもあり、ルート確認してる間にお客さんの言い違いに気付くこともあります。
3、ルート不明瞭による不安感を解消できる。
これは運転手の性格にもよりますが、「お客さんから遠回りしてると思われてないかな?この道で問題ないよね?」といったようなような不安を解消することができます。
僕の場合、お客さんがちょっとタメ息一つ吐いただけでも、「あ、もしかして変な道通っちゃったかな…」みたいな余計な気を使ってしまいますが、先にルートを確認しておけば、少なくともルートの選定ミスではないかなという気持ちでいられます。
以上がルートを確認する3つの理由でした。
●僕のルートの確認方法
まず、お客さんから目的地を告げられ、その後にルートを指定されたらそれに従い、特に何もなければ復唱した後、頭の中でルートを想定します。
そして、ルートが複数あったら「ご希望の道順はございますか」の他に、
「○○街道を通って右でよろしいですか」
「○○橋を渡るルートでよろしいですか」
など、目印をうまく使ってルート確認すると、お客さんもピンときやすいと思います。
ルートの確認は、お客さんとのトラブル防止のほかコミュニケーションのきっかけにもなるのでとても重要だと思います。
長くなりましたが、以上です。ありがとうございました(^^)