タクシーについて
数年前のある日のこと。駅前で客待ちをしていたら、40代くらいの息子さんと、母親と思われる親子が乗ってきました。 「どちらまで?」と尋ねると、予想外の答えが返ってきました。 「ここらへんで美味しいラーメン屋さんある?」 新人だった私はパニックにな…
タクシー会社では、1台の車両を2人、多くて3人共有することが一般的です。 自分の次に乗る人のことを「相番」と言います。 相番が気持ちよくに出庫ができるようにするためには、車を綺麗に保つことが重要です。 ここでは、相番からの指摘、クレームを防ぐた…
カーナビはたまに、とんでもないルートを示すことがあるので、コレを使う時はお客さんに「このルートので大丈夫ですか?」と確認するようにしています。 ただ、運転手が目的地までのルートを知っているけど、ルートが複数ある場合、「ご希望の道順はございま…
「かもしれない運転」とは、常に最悪の事態を想定しながら運転することです。 例えば、「この人は急に飛び出してくるかもしれない」「この車は急に止まるかもしれない」といった具合に、あらゆる可能性を考慮しながら運転することです。 かもしれない運転は…
時と場合によりますが、我慢できないくらい不快な事をされたら、出来るだけ早いうちにうちに伝えた方がいいと思います。 理由は相手に伝えることで、もしかしたらたった一言で解決できることもあるからです。 以前、こんなことがありました。 いずれも原因は…
タクシー運転手の隔日勤務は休みが多いのが魅力ですが、次の日を充実させるためには、夜遅くまで走るのは控えるべきだと、改めて感じました。 なぜなら、当たり前だけど翌日がめちゃくちゃ眠いからです。 普段は、朝6時に出勤し、夜23時に洗車を開始、そして…
タクシー運転手としての日々は、さまざまなお客様との出会いに満ちています。 その中で時々、「急いでくれ」というリクエストをしてくるお客さんがいます 。 この記事では、 お客さんに「急いでくれ」と言われた時の、僕の対処法を書いていきたいと思います…
あぁ、またやっちゃいました。 今回も実車中に腹痛を起こしてしまいました。 前回の腹痛エピソードはこちらです。 原因は間違いなく昨晩食べた刺身だと思います。 ただでさえお腹が弱いのに 、仕事の前日の夜に刺身を食べるなんて、もはや暴挙。 魚屋さんで…
タクシー運転手は、長時間にわたる運転が求められ、時にはちょっとぶつけちゃったり、擦ってしまうような小さなミスが起こり得ます。 ニュースになるような大きな事故は稀ですが、小さな接触などはちょくちょくあったりします。 そこで今回は、タクシー運転…
タクシー運転手という職業は、パッとみた感じでは「誰でもできる仕事」と捉えられがちだと僕は思っています。 僕自身タクシー運転手は誰でもできると思っていますが、 「ただし!身体が丈夫じゃないとキツイかも」と、注釈を入れます。 確かに、必要な資格を…
タクシー運転手歴6年目になりました。 この仕事にはだいぶ慣れてきましたが、あいかわらず飽きることなく楽しく働いています。 改めて、これは私にとって天職だと思います。 さて、仕事中にふと、 「いや~タクシー運転手っていい仕事だよな~!」 と思うと…
タクシー運転手として長年働いてきた僕は、朝6時出勤からの深夜0時に仕事が終わり、帰宅後はスマホをイジッたりして寝付くのは3時を回ってしまうこともしばしば…。 しかし、ある日、仕事からの帰宅後、いつものようにネットサーフィンしようと思ったので…
ライドシェアの是非についていろいろ言われてますが、ライドシェアは僕にとっては、ありだと思います。 なぜならす、ライドシェアタクシー運転手の仕事に興味がある人にとっては体験入門に適しているからです。 普通に生活をしていて知らない人を乗せてお金…
前回、激辛のインドカレーを食べた翌日の仕事中にお腹を痛めてしまい、大変な思いをしたという記事を書かせていただきましたが、また同じようなミスをしてしまいました(笑) その記事はこちら。 今回のお腹の痛みは、インドカレーの時よりはマシだったものの…
先日、酔っ払ったお客様を乗せました。 乗車時は意思疎通ができ、目的地を伝えられた後にすぐに眠ってしまいました。 ナビに目的地を設定し、到着するとお客様を起こそうとしましたが、反応がありませんでした。 触れることは避け、大声を出したりアラームを…
人に対して優しくするには、まず己自身が心身ともに健やかでなければいけないと、少なくとも僕はそう思います。 身体の調子が悪かったり、心が乱れてる時に無理して人に優しくしようとしても、どこか不自然というか、無理が出てしまうような気がします。 さ…
タクシー運転手というと、朝から晩まで1日中走り回っているイメージがあるかもしれません。 僕も1日走り回ってる側です。 しかし、実はタクシー運転手には、朝から夕方までの時間帯を運転する「日勤」という働き方もあります。 今回は、「夜が苦手でも大丈夫…
タクシー運転手はいろんなお客さんと出会います。 ほとんどのお客さんは親切、もしくは普通ですが、中にはあり得ない理由でブチギレてくる人もいます。 僕はこれを勝手にエンカウント(RPGゲーム敵キャラクターと遭遇して戦闘画面に移るようなイメージ)と呼…
「タクシー運転手って高年収なんだよね!」 なんてイメージを持ってる人はあまりいないと思います。 ここでは詳しく書きませんが、タクシー運転手の平均年収は、日本の平均年収と比較すると低い傾向にあります。 営業の戦略や会社の歩合率にもよりますが、地…
「休むのも仕事のうち」みたいながありますが、僕はこの言葉が大キライです。 休みの日くらいは自由にさせてくださいと思ってしまいます(-_-) まぁそんなことはどうでもいいですが、今回は、隔日勤務のタクシー運転手の僕の休日の過ごし方について書いていき…
タクシー運転手は、方向オンチでも道が覚えられなくても働ける何回も書きましたが、仕事の性質上、方向感覚が疎い事はデメリットが多いと思います。 そこで今回は、方向オンチで困る事と、僕なりの対処法のような…考え方というか…そんなのをツラツラと書いて…
目的地まで1本道とか、「このルート以外はどう考えても遠回りだよね」というパターン以外は、運転手から目的地までのルートを確認されると思います。 (実際はルート確認しない運転手も多いようですが…) そこで今回は、タクシー運転手が目的地までのルート…
皆さんは初めてタクシーに乗った時、どんな気持ちになりましたか? 僕が初めてタクシーに乗ったのは確か幼稚園を卒園する頃か、小学一年あたりかな?記憶は曖昧ですが…まぁ多分そこらあたりで、謎にプレミア感というか、優遇されてるような気持ちになりまし…
様々なお客さんとの会話の中で、こんな運転手がいたとか、もう二度とあの会社のタクシーは乗らない!みたいな話も出てきます。 自分の職種のことを悪く言うのもなんだか複雑な気分ですが、 ざっくり例を挙げると、 態度が悪い 威圧的 声が小さい 返事がない …
前回こちらの記事で、目的地が近くても、申し訳なく思う必要なんて無いですよということを書きました。 大抵のお客さんは今まで通りにご乗車いただければ問題無いのですが、ほんの一部、 「…え、待ってお客さんちょっとそりゃないぜ」 と、思ってしまうお客…
お客さんの目的地は近場から遠方までさまざまです。 そのなかで、ワンメーター圏内のお客さんが、たまに、 「近くで申し訳ないけど○○までお願いします」 と、お気遣いをいただくことがあります。 お気持ちは嬉しいですが、近距離でも全く気にする必要ありま…
今回は、夜が苦手でもタクシー運転手になれるの?というテーマで書いていきたいと思います。 結論から言うと夜が苦手でも全く問題ありません(^^) タクシー運転手には隔日勤務のほかに、日勤という働き方があるからです。 日勤は、9時間拘束の1時間休憩、8時…
完全に釣りタイトルです。 タクシー運転手も人間なので眠ります。 僕なんて特に寝ないと無理で、おそらく仕事中のトータルの仮眠時間は3~4時間はあると思います(´ω` )zzZ 洗車中、50代の先輩との雑談でこんな会話がありました。 ちなみにこの先輩は夜勤で…
タクシー運転手の勤務体制には日勤、夜勤、定時制の他に隔日勤務というのがあり、これは丸々1日働いて次の日は1日休むというもので、多くの運転手はこの体制で働いてると思います。 【隔日勤務の時間の内訳】 拘束時間=21時間 労働時間=18時間 休憩=3時間 僕…
今回は、タクシー運転手は方向オンチでも大丈夫なの?をテーマに書いていきたいと思います。 ・紙の地図使う時、回転させなくても目的地に辿り着ける。 ・一度通った道は忘れない。 ・数回走っただけで道の繋がりが理解できて、右左折して近道ができる。 ・…