とある新聞投書が議論になっています。
飲食店で高齢の男性がタブレットでの注文が出来ず激高し、
「口で注文した方が楽」と、店員と口論してた光景を見た投稿者は、
「高齢者には難しいと理解するものの、適応する努力はしていますか?だから老害といわれるのではないか」
と、疑問を投げ掛けていました。
デジタル庁が
「誰一人取り残されない、人にやさしいデジタル化を」
と、優しさ溢れるフレーズを言ってる間は、高齢者のデジタル化の適応はなかなか難しいいと思っています。
本気でデジタル化を推し進めたいなら
「再来年の4月1日から、役所に出す書類だろうがお店のメニューだろうが、全部デジタル化にするんでよろしく。あ、あと判子もNGね。この波に乗り遅れるとマジで人生詰むんで、とりあえず今のうちから少しでもわからない事があったらバンバン問い合わせください、丁寧に教えますから。なのでしっかり学んでくださいね、やってりゃすぐ慣れっから。間違いなく言いましたよ、再来年になってブーブー言ってくるのは勘弁ね?」
…結構腹立たしいけど、このくらい危機感を煽ったほうがいいんじゃないかと思います。
例えば、僕は基本的に歯の検診に歯医者に行く習慣はありません。
虫歯で歯が痛くない限り、歯医者にはまず行くことはありません。
それと同じで
「この問題を解決しないと平穏な生活が送れなくなる」
というくらい切羽詰まらないと行動に移すことはなく、それは高齢者だけでなく若者も同じではないかと思います…多分。
「なんとなくイタリア語を話せたらカッコよさそうだから、イタリア語を勉強しよう」
「たぶんあと5キロくらい痩せたら俺モテそうだからダイエット始めよう」
などの、少~し軽めの動機で継続し続ける事が出来るのは、一部だけの人だと思います。
今はまだスマホ決済が出来なくても現金で決済が出来ますし、タブレットが導入されてない飲食店はたくさんあるので、デジタルの波に乗らなかったところで危機感なんか生まれるはずもありません。
今の日本では、デジタル化が進んでないからといって高齢者が直接的に不便を感じる機会は、若者に比べたら少ないと思います。
あるとしたら、タブレットで注文するタイプの飲食店や、Zoffでメガネを作ったりする時くらいでしょうか…そこは詳しくわかりませんが…
なので、高齢者にとってデジタルを学ぶということは、僕個人の感覚でいえば英語を学ぶようなものに近いのではないか、と思います。
「英語?まぁ必要だとは思うけど、英語がしゃべれないからってそれほど困ったことないしなぁ…」
これはあくまで僕個人の感想です(^_^;)
日本の公用語が英語になるってくらい切羽詰まらないとまず本気で勉強することはないです。
(もしそんなことになったら、諦めて引きこもってるかも…)
ダラダラと長くなりましたが、結局僕が言いたいことってのは、国はそこまでデジタル化推進に本気じゃないので今はとりあえず
・わからない事があったら怒らず謙虚な姿勢で素直に聞く、もしくは調べる。
・聞かれたらめんどくさがらないで分かる範囲でもいいから丁寧に教えてあげる。
・教えてもらったらそれをしっかりメモなりして、次は自分一人で出来るよう努める。感謝の気持ちを忘れない。
という事が大切じゃないかなと思います。
以上です!