タクシー運転手

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タクシー運転手が気をつけるべき小さな単独事故4選とその予防策


タクシー運転手は、長時間にわたる運転が求められ、時にはちょっとぶつけちゃったり、擦ってしまうような小さなミスが起こり得ます。


ニュースになるような大きな事故は稀ですが、小さな接触などはちょくちょくあったりします。


そこで今回は、タクシー運転手が気をつけるべき小さな単独事故4選とその予防策についてお話しします。

 

よろしくお願いします(^^)

 


1、バック中の接触

これは本当に多い!多分タクシーの中で一番多いんじゃないかなと思います。


タクシーは、住宅街の袋小路から抜け出すなどで、バックをする機会は多くあります。


この時、電柱や塀、植木鉢や段差、後方の死角にある物などに気づかず接触することがあります。


また、後方に注意を払いすぎて前方のバンパーを擦ることもあります。


バック時は、ミラーや目視確認が必須で、暗くて後方の状態が不確かな場合は、車から降りて直接確認することが大切です。


バックによる接触は多くの場合、注意すれば防ぐことができますが、疲れてたり、眠かったり、焦っている時など、油断してる時にぶつけてしまい勝ちです。


心身共に良い状態を保ち、バックをする前はまずは一呼吸おいた方が良いと思います。


朝礼で上司がこんなこと言ってました。


「 止まっているものに自ら突っ込んでいくのは勘弁してくれ 」


…確かに(笑)

ていうか、バックカメラ欲しい(´ω`)は

 

 

2、側溝などに脱輪

頻繁ではないものの、暗い時間帯や走り慣れてない住宅街の狭い道でのすれ違い時に発生することがあります。


ちなみに僕は、明るい真っ昼間に側溝に脱輪した経験があります。

 

狭い道ですれ違い時、側溝の蓋に乗ったところ、ガタンと外れてしまい、脱輪してしまいました。(笑)


幸い、落ちた蓋のおかげで自力で脱出できました。

 

しかも車にキズつくこともなく!


いや~ラッキー♪


また、脱輪したタクシーをみんなで助けに行くということもあったりします(笑)


それでもどうにもならない時は JAFを呼びます。


大の大人が みんなで車を押す なんか 異様な光景、不謹慎ながらちょっとだけ野次馬魂に火が付きます。


狭い道でのすれ違いはできるだけタイヤが通過するであろう場所をしっかり確認することが大切です。

 


3、車庫内での接触

これもうちの会社では あるあるです。


うちの会社の車庫は2階建てで、1階は柱がたくさん建っています。

 

さらにタクシーがたくさん止まっているので、 車を止める際はとても気を使います。


また、仕事が終わった後なので、 気が緩んでいたりするので車庫内でぶつけちゃうってことは結構多いです。


最後まで気を抜かないことが大切、所定の位置に止めて、車から出るまで気を抜いてはいけません。

 


4、ジャパンタクシーの特有のミス

ジャパンタクシーは、セダンタイプのタクシーに比べてホイールベースが長く、左後方、特に下側を擦りやすい傾向があります。


また、ミラーが小さいため後方が確認しにくいのも一因です。


左折する時は、余裕を持って行うことが重要です。

 

 

最後に

普段、自分の車を運転する時だったらこのようなことはあんまりないと思います。


これらのミスは、安全確認の不備だけでなく、疲れや眠気による油断や判断力の低下や気の緩みが原因であることが多いです。

 

特に、バック時に後方が不確かな時に車から降りて確認するのは面倒かもしれませんが、それによって事故を防げるなら安いもんです。

 

車庫に車を止めて降りるまで気を抜かず、疲れたらすぐに休んで、これからも安全な運転を心掛けていきたいと思います。


以上、タクシー運転手が気をつけるべき小さな単独事故4選とその予防策についてまとめました。

 

ご参考になれば幸いです、ありがとうございました(^^)