タクシー運転手

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タクシー運転手の「ご希望の道順はございますか?」これ、いる?

カーナビはたまに、とんでもないルートを示すことがあるので、コレを使う時はお客さんに「このルートので大丈夫ですか?」と確認するようにしています。

 

ただ、運転手が目的地までのルートを知っているけど、ルートが複数ある場合、「ご希望の道順はございますか」と確認することになっています。


目的地までのルートが複数ある場合、事前にお客さんにルートを確認することは、運転手とお客さんとの認識のズレを防ぐ上で大変有効です。
 

しかし、僕としては希望の道順がある場合は、お客さんからの自己申告でもいいんじゃないかな思っております。

 

なぜなら道順を確認した際、多くは「特に希望がないから運転手にお任せ」もしくは「ここらへんは初めてだからよくわからないので、運転手さんにお任せ」というパターンが多数だからです。


まぁ、僕は機械的に「ご希望の道順はございますか」と聞いてるだけなので、これといってめんどくさいと感じることはありませんが、転手側が無理に手間を増やす必要はないと思います。


多くのタクシー運転手はクレーム防止として、迅速に目的地までお乗せするという共通意識があります。
 

そのため多くのタクシー運転手は似たようなルートを選定しますが、考え方、道の理解度などがそれぞれ違うので、必ずしもお客さんの希望通りのルートを通るとは限りません。


目的地までの正解の道順を知のは運転手では無く、お客さんです。

 

その正解を当てるのは中々難しいです。


お客さんの希望通りの道を間違えることなく通るというのは、ラーメン屋でまだ注文してないのに、食べたかった味噌バターコーンラーメンの麺硬めと、ミニチャーハン、食後の杏仁豆腐を間違えずに当てるくらい難易度が高いです。   


だからといって、運転手がお客さんに「ご希望の道順はございますか?」と確認するのは、味噌バターコーンラーメンの注文を受けたあとに、店主が「麺の硬さどうなさいますか?」と聞くようなものだと思います。


僕としてはちょっとだけ違和感…


麺硬めが好きな人は自己申告で「麺硬めでお願いします」と言えばいいだけだと思います。


シャイで「麺硬めでお願いします」と言えない人のために、「麺の硬さはどうなさいますか?」と聞くのが正しいのか、それが親切というものなのか…

 

…タクシー運転手にとって道順確認は、ラーメン二郎でいう「にんにく入れますか!?」同じようなものとして受け入れるべきなのでしょうか。

 

…もしかしたらお客さんは「ご希望の道順はございますか!?」を待っているのかもしれません。 

 


……あ!道順確認メリットもある!
 
道順確認はコミュニケーションのきっかけだったり、相手の受け答え方で、

 

「あ、この人もしかしたら要注意かも…」という判断材料になりますね。

 

道順確認、必要かどうかはよくわからないけど、損はしないので、引き続きやっていこうと思います。


以上です、ありがとうございました(^^)